手に入るとなんてことない
新卒の時に3年後の自分、5年後の自分の目標を羅列した事を覚えている。
25歳になったら手取りで30万
30歳までに年収500万
都内住みの彼氏がいる
そんな事を漠然と考えていたな。
今年30歳を目前にしてその願いが叶った。
だけど手に入ってみるとあっけないものだ。
20万円を手にしていたときと40万円を手にしていた時。家賃は20万円の給与の時の方が高かったけれども、二倍生活が煌びやかになったかというと全然実感はない。
でも理由はわかっている。私は残るものにはお金を使わないからだ。
若い頃から漠然と"経験"に対してお金を使いたいと思っていた。友人と美味しいものを食べてあーだこーだと話をしながら飲み明かす時間。それが私にとっての幸せであり投資だった。
30歳目前の今、そろそろお金の使い方を変えようと思っている。身に付けるものにお金を掛けたい。思考停止になりながら吐き捨てるように飲み代に消えていく使い方ではなく、しっかりとカタチに残るお金の使い方をしたい。
一番大きいのはカタチからちゃんとしたいという気持ちと、いつどのタイミングで引っ越したいという気持ちが湧くかわからないからその時のために準備しておきたいと思う。
まあ、しばらくはこのぬるま湯からは抜け出せない。茹でガエルにならないように金銭感覚をしっかり持ちたいと思う。